就職活動考察

就職活動としていろんな企業を受験しました。
趣味の開発から始めて金融プログラミングをやって、
その関連分野も受験したし、本業と思っているセキュリティの研究開発分野も受けた。
 
結論から言うと某研究所から内々定をいただくことができ、
その日予約していた他社の最終面接を辞退して、
4日後にもう一つもらった内定を辞退しようと考えている。
 
何処に行くかで就職後の人生はどこで評価されるかについていろいろ考えた。
給料か、
やりがい(夢)か
 
お金で見れば研究所の魅力は薄い。
逆にお金を沢山もらえて、スキルも身に付きそうな企業も受けていたし選考も進んでいた。
しかし、お金をメインにおくなら、起業でもしなきゃトップには行けない。
運よくてスキルが身について転職ということもあり得るが、
技術屋がはたしてそれを求めて幸せになるだろうかと不安に思う。
 
変わって、自分の場合やりがいとは研究成果であり、
世界をリードすることだと恥ずかしげもなく言ってみる。
内定をもらったところは自分の知る限り日本最高の研究所で、
移動とか環境とかを気にせずに集中できると思う。
 
しかし、やりがいを求めても研究者として成功するかどうかはすごいギャンブルで、
失敗すれば目も当てられない可能性も秘めている。
これにかけるかというのですごく悩んだ。
以前読んだ漫画で研究者に最も必要なのは努力でも才能でもなくて勇気だと言っていたのを思い出す。
天才でも何でもない凡人の自分からすれば結構正論かもしれない。
そのリスクを感じないのは天才かそれと紙一重の人々だけだろう。
このギャンブルに人生をつぎ込む勇気がまだ足りなくて、
今あるメーカーの内定を断れないでいる。
もう確実に研究所の方に行くんだけど。
10年20年後の僕はこの記事を見て何と思うのだろう…