クラウド未来予想

え〜、最近クラウドとかワーワー騒がれておりますが、
一体ITはどこへ向かっているのか昨日風呂に入りながら考えました。
 
まず計算機自体に関しては普及しているが問題として、

  1. 外出先で家や会社のデータに触れない
  2. PCを複数台持っているがデータの同期がとれていない
  3. 起動が遅くて処理したいときに行いたい処理ができない
  4. どこででも使う必要があるからPC複数台あるけどやることは同じだから本当は1台でいい
  5. スマートフォンとか買ったけどたまにしか使わない機能のために重いし邪魔
  6. 欲を言えばどこでもフルサイズのPCを自宅や会社と同じ環境で動かしたい

とかあるのかと実感しています。
 
これらを解決する方法はぱっと考えて3つあります。

VMを使う

これが一番簡単で、自宅、会社など使えるマシンに全部VMを入れて、
HDDイメージをUSBなりに入れて持ち運べばよい。
ネット喫茶にも同じものを入れれば街中どこでも自分の環境を使うことができる。
ただ、問題なのはそれぞれの場所にVMを導入するコストとルールの整備と
起動時間はVMソフトのハード実装でも進まない限り逆に多くかかること。
そして、USBのアクセス速度が遅いことと、無くしたときのリスクの大きさ、
会社側からすれば情報漏えい管理の難しさが難点となる。
 
そこで

リモートディスクトップVNC

これは家なりでVMでも実機でも環境を構築すれば、どこにいても
接続さえできれば同じ環境を使えるぞというもの。
接続さえできればすぐに慣れた環境で作業できるし、
データの同期などの問題も発生しない。
ファイルの持ち出しを禁止するなりすれば会社にとっても情報漏えいの心配もなくてよい。
ただ、問題となるのは自宅でサーバを建てる場合の電気なりのコストと、
利用するときに環境によって接続できない可能性があること。
企業からすればWindowsに限って言えばVMでも使わない限り一台で一つしかリモート操作を受け付けないので
これまた人数分のPCを常時起動させる必要がありコストが安いとは言えないし
省電力に関する問題があげられる。
あと、現規格では外部でアクセスするのにやはりセキュリティの面で難点もあるだろう。
 
そこで

クラウドコンピューティング

とりあえず、グリッドで構成されたリモートディスクトップとして考えたい。
一概にグリッドコンピューティングとかユーティリティとかいろんなものを含んじゃって
イメージが雲をつかむようでしづらいからクラウドと呼ばれている
わけではないんだけど、そっちの理解でいいんじゃないかとさえ思えるくらいなにも固まってない気がする。
 
何ができるかということはまだ言えないというか、
したいことをとりあえず規格が決まるまで盛り込んどけという気がしないでもない。
リモート作業環境を考えたときに個人的に欲しい機能としては、

  1. 省電力
  2. リモート接続でOSを操作できる(ブラウザ越しだと自分のしたいことができない場合が多いから)
  3. 通信はプロに見られてもいいがHDDの中身は死守したい
  4. 接続が軽い、すぐ作業に移れる
  5. 自宅でも使える(わざわざ電気食うサーバー立てたくない)

とかわがまま言えば切りはないけど
逆にこれってソフトベンダーからすれば迷惑この上ない気がする。
同じマシンを使いまわされたらソフト売れないし、
VMで下手したら同じマシンコピーしてほかの人が使える可能性だってある。
違法コピーが蔓延するだろうから早めに対処しなきゃなきがする。
そこでまだ定義が未完全なうちに著作権VMクラウドにも適応させることが必要かと思った。
 
一歩踏み込んで言うなら
クラウドが普及するとして、その後のITで必要になるのは
セキュリティ、スパコン、操作端末であって、
PCやコンシューマ向けのソフトは淘汰されていくかもしれない。
 
もっとも某先生がおっしゃっていた技術は30年でループするの法則にしたがっている気もする。
初期のコンピュータなんてメインフレームだので集中制御だったのがクラウドという名に代わって
集中制御になっているとも言える。
それならばクラウドが普及した30年後にまたPC、ソフトの時代は来るだろう。
それでも30年間のこれるソフト企業はWebに移行するか、
クラウドに組み込んだソフトに対して使用料金を課金するか対策を考えなくてはいけないのかもしれない。
 
まぁ、そんなことを考えるとIT業界で一番需要があるのは、ハードウェアを除くと
セキュリティやサービス、インフラになるのだろうか。
 
以上独り言でした。