Google企業分析

最近Googleの日本語入力をインストールして変換が便利でうはうはです。
ブログも書きやすくなったということで、
ちょっと普通のユーザ視点でのGoogleの発展について分析してみたいと思います。
 
Googleが今日のような規模の企業に発展した理由は3つあるとおもう。
ユーザビリティ、赤字サービス?の提供、そして自由な社風である。
 
まずGoogleの発展の元と言えば情報検索ですが、
これはGoogleが登場したときにはすでに複数の検索エンジンが存在していて
利用側からすれば斬新なものとは言えなかった。
しかし、現存したものと違ったのはその画面の情報量だと感じた。
まずトップページは検索欄だけでシンプルであり、ニュースや
CMのような他のサービスの紹介がないのも好感度が高かった。
検索した先でも、例えば「linux」であれば、
Yahooで画面の上半分がサジェストやCMで埋まり、
MSN検索でも同じような状況になる。
スクロールすれば正しいリンクはあるがパッと見の情報がCMよりで
実質上から見て必要なリンクにたどり着くまでの労力が違った。
(最近ではCMも増えてきたけど…)
 
続いてはパッと見赤字になるような無料サービスの提供で、
Gmailが2Gの容量を提供とかで当時話題になったのを覚えている。
実際それほど使う人なんて珍しいだろうが、
こういった宣伝はとても有効だったと思う。
それ以降も検索サービスやら地図やらのAPIを公開することで、
Web開発者が使えるようにし、いろんなところにそのサービスを普及させたのも見事だと思う。
 
よくよく考えるとこういったサービスの差別化、ばら撒きに的確な宣伝を加えると
いつも良い評価が得られている気がする。
ライブドアも以前無料プロバイダをやっていた時代相当の数の顧客を得られただろうし、
ヤフーも最初はオークション無料でネットオークション界での地位を築いている。
 
ただ、これにらにはIDという縛り付けがあり、
同じサービスに関しては一つ登録しておけば
「新しくできたけど、そんなに変わらないし同じところでいっか」というユーザ(僕)の心理があると思われる。
実際僕はGmailも使っているが、今まで使ってきたヤフーメールも活用している。
このような縛り付けを破るのは新しい技術の開発であり、
例えば僕ならどこのマシンでも同じメールが見れるのは当然のこと、
メーラーで既読の同期が取れるhotmailに移行してきている。
このようなアプリは今hotmailでしか提供されておらず、
これ以降に提供されてももういいやとなるわけである。
 
こうならないためには、考えても気づかないけどユーザの必要なものを見つけることと、
それを実現する技術力が必要だと思う。
その意味でも20%制度を導入しているのはGoogleにとってかなり有利だったであろう。
技術力がある会社なので、これによって新しい分野に踏み出すきっかけになる。
技術者自身いろんな不便を感じているはずなのでそれに対する対処法を知っていても、
なかなか踏み出せないのを日頃感じている。
暇さえあればこれやるんだけどなぁ…が
疲れてるからまたそのうち…になり、結局やらないのである。
このダメダメサイクルを抜け出すのに仕事時間に違うことをすることはベストだと思う。
 
とま、こんなことを学校来る道でチャリに乗りながら思った。
天気良くてすがすがしい気分なので書いてみた。